ほたる村は、小金井市立南小学校では「生活科」や「総合的学習の時間」に、また、小金井市立第二中学校では
「クラブ活動」の時間に地元でとれる材料を使って、お話し、普遊び、工作の指導を行ってきました。
子どもたちに野川の流域で育ったアシ、稲ワラ、竹、などを使って手作りで、竹トンボ、凧(タコ)、竹馬、一輪ざし、
ヨシズ編みなどを体験してもらって来ました。
モノは買う以外に手に入れることの少ない都会の小中学校生に、モノを手作りする苦労と出来上がった時の感動を
味わってもらい、郷土を愛する心を育むこと、自然環境を大切にする心を育むこと、地域の人々との交流を深めること
など色々な効果をもたらしています。
一方、市民向けには、ほたる村の村民が育てて収穫した稲ワラで、鍋敷きやワラ草履を作るクラフト教室を開催して、
昭和30年代まであった野川流域の人々の生活に触れ、野川の恵みを知ってもらっています。
上の写真は、令和元年に小金井市立第二中学校の「工作室」で「野鳥の巣箱づくり」をおこない、子供たちは苦戦の末に
完成した、出来立ての巣箱ををもって、全員で喜びの記念写真を取りました。
巣箱は、子供たちの家の庭につけてもらい、野鳥が来てくれるか、観察することにしました。
ほたる村の作品は、武蔵野公園のハケの森の木に吊り下げました。